2016年6月24日、コンビニ最大手である「セブンイレブン」が全国唯一の未進出地である沖縄に、早ければ2018年にも出店する方針を正式表明しました。
沖縄は数少ない若者の人口増加率が高く、そのためコンビニの需要がとても高いお土地柄!この報道を受け、沖縄に住む若者の歓喜の声が聞こえてくるようですヽ(^。^)ノ。
しかし、どうして今まで沖縄にはセブンイレブンがなかったのでしょう?街を歩けばセブンイレブンだらけ(?)の土地に住んでいる私としては、かなり不思議な出来事です・・。
そこで、沖縄におけるコンビニ事情や沖縄とセブンイレブンの関係について調べてみることに!
ということで、今日はセブンイレブンの沖縄進出についてのお話です。
沖縄のコンビニ事情
沖縄にあるコンビニは、現在ファミリーマート・ローソン・ココストアで大きなシェアを占めています。
その割合は、
- ファミリーマート→4%
- ローソン→8%
- ココストア→8%
となっています。
全国的にはあまり見かけることが少ない“ココストア”が、沖縄に行くとあちこちで目に付くのが印象的です。
また沖縄のコンビニ事情で面白いのは、沖縄限定商品が多いこと。ファミリーマートのポークや卵を使ったポーク系のお弁当、これ沖縄のファミリーマートのヒット作なんですって!!
豚肉なしでは成立しないほど郷土料理に定着している食文化の歴史がある沖縄。ファミリーマートはそこに目を付けポーク系のお弁当で“大成功!”って訳ですね(^^ゞ。
その他のお弁当やおにぎりなども、半数近くが沖縄バージョンで構成されています。
コンビニと言えば、まず“お弁当”。その土地の食文化を大切にするコンビニの柔軟な営業方針が素敵です。
また、“ぐしけんパン製”なんてパンのメーカー名もあるそう(◎_◎)。
これも沖縄限定??
どうして今まで沖縄になかったの?
コンビニ最大手のセブンイレブン、どうして今まで沖縄になかったのか不思議で不思議?!今更ながらに素朴な疑問となって湧いてきます。
セブンイレブンは鳥取・青森の出店に成功し、「空白県」は沖縄のみとなっています。なにか、すんなり行かない事情でもあるのでしょうか?
物流事情
沖縄が他の県と決定的に違うのは、何といっても“物流事情”です。
セブンの広報担当者は、「商品の品質確保と安定供給を実現するため、いくつかの地元企業と交渉しているのは事実だが、交渉段階なので企業名は明らかにできない」と会見で説明しているのでも分かりますね!
沖縄はご存知の通り、本州とは離れた島で交通手段も本州と同じわけにはいきません。それには沖縄県内の小売り・流通系などの企業と接触して、惣菜の製造・流通・物流網などを整える必要があるのです。
沖縄は既にあるコンビニが地元企業と連携していて、新規介入がとても難しい地域です。これらの物流事情の問題をクリアすることで、沖縄進出が実現できるというわけです。
頑張れセブン!!
沖縄は一気にセブンイレブンだらけ?!
セブンイレブンの沖縄進出の報道を受け、「多分、一気に出店するだろう」との噂がはやくも世間に飛び交っています!その噂の真相を突き止めるべく、セブンイレブンの経営戦略を調べてみました。
セブンイレブンは「ドミナント戦略」という方法で出店を行っています。「ドミナント戦略」とは、チェーンストアが地域を絞って集中的に出店することを目標とする経営戦略のこと。
物流事情を考えても、バラバラに出店するよりも効率的です。また広告宣伝も集中出店していると効果的にでき、出店した地域の顧客を囲いこむことも可能となります。
以前サークルKが圧倒的に高いシェアを誇っていた名古屋および東海地方では、どのコンビニチェーンも苦戦を強いられていました。
その時のセブンイレブンはずっと出店せず時期を伺っていましたが、いざ出店が開始されると一気に大量の店舗を出店しました。
このセブンイレブンの「ドミナント戦略」により、その後サークルKや他のコンビニチェーンを脅かす勢いとなった実例は分かりやすいですね!
多分、過去セブンイレブンが無かった街の人なら誰でも経験しているはず。「あれ?今までなかったのに、いつの間にかこんなにもセブンイレブンがある!!」なんてこと(*_*)。
未進出地域に出店する際、最初から多くを出店しないファミリーマートやローソンとは対照的です。
セブンイレブンは、沖縄でも一気に出店すること間違いなしです!
まとめ
いかがでしたか?
コンビニ最大手である「セブンイレブン」が全国唯一の未進出地である沖縄に、早ければ2018年にも出店する方針を正式表明しました。
世間では早くも「多分、一気に出店するだろう」との噂が飛び交っています。その噂の真相を突き止めてみると、セブンイレブンの経営戦略がカギを握っているようです!
その経営戦略とは、セブンイレブンでは「ドミナント戦略」という地域を絞って集中的に出店する方法をとっています。
セブンイレブンにおける「ドミナント戦略」の効果は、
-
惣菜の製造・流通・物流網などの効率化
-
効果的な広告宣伝
-
顧客の囲い込み
などがあります。
セブンイレブンが沖縄進出の妨げになっている物流事情がクリアとなれば、一気に出店すること間違いなしです。
沖縄在住のセブンイレブンファンの方、待ってて下さいね~(^O^)/。
以上、「セブンイレブンが沖縄に進出の報道が!一気に出店するとの噂の真相は?」でした。
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