ある日、知り合いの人が「可愛い子犬を買ったよ!」と嬉しそうに私に話しかけてきました。もともと動物好きの私はその子犬に興味津々。あーだこーだと色々その子犬のことを聞いているうち、なんと庭に置かれた大きな犬小屋の中で長時間お留守番している事が判明!
と、と、とんでもない<(`^´)>!!小さい子犬を長時間一人ぼっちにさせておくなんて<(`^´)>!!余りに可哀そうに思い、私が「その子犬に会いに行っていい?」と言うと快く「いいよ!」との承諾をゲット。
これは2016年(平成28年)6月29日水曜日から始まるお話しです。
第一話
私と子犬との運命の出会い
2016年(平成28年)6月29日水曜日。この日、私は休日を利用して子犬に会う予定となっていました。一体どんな子犬だろう?年甲斐もなくワクワクしながら、道すがらいろいろ想像しているうち知り合いの人(以後“飼い主”と表記)の家に到着。
玄関から庭に入ると飼い主の言う通り、鉄製の犬小屋がドカーンと設置してありました。そぉーと中を覗いてみると…。黒いかたまりがこっちを見てる!そして、私に向かってトコトコ歩いて寄ってきました。その子犬の正体は、生後2か月のまだまだ生まれたてホヤホヤなジャーマンシェパードの女の子。
パッと見た感じ、子犬と言っても普通の子犬より2倍くらい(私が受けた印象)大きい体。足とお腹はベージュ色で、その他は黒色(ブラックタンと言う毛色らしい)。梅干しの種みたいなつぶらな瞳。顔の割に大きく垂れている耳。ゆくゆく大型犬になるべく、足は通常(?)の子犬よりかなり太目(*_*)ときてる。
この日が子犬との初めての出会いでした。
子犬のおかれている環境
人間の赤ちゃんでも一人でお留守番なんてとんでもない話。それは子犬でも同じ!!飼い主の話によると現在飼い主は他の場所に住んでいるが、近い将来に子犬がいる場所に引っ越しする予定らしい(そこの土地と建物は飼い主の持ち物)。それに伴い、庭に番犬が欲しくてシェパードの子犬を購入したとの事。
勿論その考えはいいと思うけど、飼い主が引っ越すまで生後2か月の子犬を長時間お留守番させておくなんて!それも引っ越しの日取りは未定ときてる。当然まだ引っ越しをしていないので日中は誰もいない。
子犬を購入したブリーダーからは餌は一日一回でいいと説明を受けたらしく、飼い主は子犬に一日一度だけ餌を与えるためにその場所に行っている状態。まあ、なんとも子犬にとって可哀そうな状態なのです。
生まれたばかりでお母さんから引き離され、まったく知らない場所に連れてこられ一人ぼっち。こんな環境がいいわけありません。どう考えても子犬が寂しくて心細い気持ちだろうとわかります。私はその子犬に強い同情すら覚えたのでした。
犬小屋の扉を開けた途端した行動とは?
私は子犬を犬小屋から出してあげようと思い犬小屋の扉を静かに開けました。その途端、パーッと子犬が私の足元にくっ付くように出てきました。私は子犬を誘導するべく、ゆっくりと犬小屋から離れた場所に移動。子犬も私にくっ付いて移動。
そして私が立ち止まると、まだ慣れていないせいか、ちょうど私の両手を広げた範囲内をチョコチョコ探索開始。そして気が付くと立っている私の右足の靴に顎を乗せおねんね状態。可愛い(*´з`)。初対面ながら私に懐いてくれているようで、早くも私はメロメロです。
実は私、バツイチで子供がいない独り身。子犬を見ていると心の中にある寂しさを埋めてくれているような気がしたものでした。
物語は続く‥
知り合いの人から子犬を買ったことを耳にして、休日を利用してその子犬に会いに行ったことがすべての始まり。長時間のお留守番をさせられている子犬が可哀そうで犬小屋からすぐに出すと、自由にあちこち出来るのにもかかわらず私の傍から離れませんでした。
きっと心細かったのだと思います。そんな子犬を見ているうちに、とても可愛く愛おしく思えたのでした。まさか、この日の出会いが私の心と生活を変えることになるなんて!後に毎日お世話をするようになってくるのです…。うーん、人生なんてわからないものですね。さあ、この後の私と子犬との物語の展開は?次回をお楽しみに~(^O^)/。
以上、「長時間お留守番していた子犬!犬小屋の扉を開けた途端した行動とは?」でした。