デイサービスでの体操の目的とは?驚くべき3つの効果を発見!!

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デイサービスとは、入浴や食事、レクリエーションなどで高齢者が楽しい1日を過ごす事のできるサービスのことです。

実は、私の母も週一度デイサービスを利用しています。

母はデイサービスから帰ってくると「今日は体操をしてきた!」などと自慢げに話をしてくれるのです。

そんな中、ふと思いました。『体操って、デイサービスではどんな目的でやっているのかな?』っと...

今日はデイサービスでの体操の目的を調べてみました。

そうしたら驚くべき3つの効果を発見したのです!!

体操を行う目的とは

一番に挙げられるのは「寝たきりにならない」ことです。

人間の身体の筋肉は、使わなければどんどん萎縮していきます。そして機能が退化してしまいます。

高齢者が転倒して入院したりすると動けなくなる、と言った話をよく耳にすると思います。これは成人でも一緒ですね。

私も風邪で二・三日寝込んだ後、起き上がろうとした時足元がフラフラしたという経験があります。しばらくしたら治りましたが...

それと同じで高齢者の場合、一週間も寝込んでしまうと起き上がる事も困難になってしまいます。

筋肉の萎縮を防ぐためには、どんなに身体が辛い状況においても動かせる筋肉は動かすようにする必要があるのです。

そして血液の循環をよくすることが大切になってきます。身体を動かさないと体内に老廃物を蓄積していくことになります。

それを防ぐ目的でデイサービスでは体操を行うのです。

そしてその体操をする事によって驚くべき3つの効果があったのです!!

続いてご紹介しますね。

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脚を上げる体操の効果とは?

デイサービスの体操の中で脚を上げるメニューは必ずあります。立って脚を上げられない高齢者も椅子にすわりながら脚を上げ下げしています。

また、椅子に深く腰掛け背筋を伸ばして片方の足は床に着いたまま他方の足をまっすぐに伸ばしてひざの筋肉を鍛える体操もしているはずです。

このような体操は下半身全般の筋肉を強化し、立ち上がる・座る・しゃがむ・歩くなどの日常生活に必要な動作をスムーズにするよう助ける働きがあります。

つまり脚を上げる体操をする事は「つまずき・転倒防止」の効果があるのです。

転ぶとは、体のバランスを失って倒れる事。それは、脚全体の動きによって左右されることなのです。

脚の役割の多くは、「立つ・歩く・支える」の動きです。

脚の筋肉を鍛えれば自然と脚が上がり、自分の体を支えながら歩き、筋力でバランスをとる事も出来るようになります。

したがって、つまずきや転倒もなくなるのです。

高齢者は1センチくらいの段差でもつまずいて転んじゃう、という話をよく聞きます。脚が上がってない証拠ですね!

体操をしっかりして、このような事故は防ぎたいものです。

では、脚のつぎは指先の体操です。その効果とはいったい?

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指先を動かす体操の効果とは?

デイサービスの体操のひとつに両手を使った“じゃんけん”があります。

遊びながらする体操ですね。右手が勝ち、左手は負け..といった具合で交互に指を動かし、頭の運動にもなります。

また両腕をまっすぐ前に伸ばし、グーパーと指を開いたり閉じたりする体操もあります。

認知症を予防するには、とにかく脳を使うことだといわれています。

そして脳を動かす為には、指先を使うことがとても有効だとされています。

人間の脳内には指先と表情の動きを感じる部分の領域がとても広く存在しています。

指先を使った体操をすることは広範囲にわたり脳を刺激してくれるということです。

つまり指先を動かす体操は、「脳の活性化」に繋がっていくのです。

指先を動かす体操は、足腰の弱ってしまった高齢者でもやりやすいというところです。

座りながらでも体操が出来ます。

デイサービス以外でも自宅で“じゃんけん”の相手になったり、子供の頃を思い出し“折り紙”など一緒に折ってあげましょう。

高齢者が楽しみながら体操できる事が大切です。

では次に背筋を伸ばす体操です。その効果がどのようなものでしょう?

背筋を伸ばす体操の効果とは?

高齢者は全身の機能の衰えにより、食べ物を飲み込む機能も低下します。

むせやすくなったり、口の中が乾燥して食べ物を飲みにくくなったりします。

それに加えて、猫背などによる姿勢の変化でどうしても前かがみになり、より一層食べ物を飲みにくくしているのです。

これを嚥下障害といいます。嚥下(えんげ)とは「飲み込み」のことです。

嚥下は、舌やお口の周り、首などの筋肉を使って、食べ物や飲み物をのどの方へ送り込み、のどを通過した食べ物をさらに食道へ送り込む一連の動作を指します。

デイサービスではこれらの障害をふせぐため、背筋を伸ばす体操をします。

胸骨を開くことにより、正しい姿勢を保つことが出来るようになります。

飲み込みやすい姿勢を維持することは「嚥下(えんげ)障害」を防ぐことに繋がるからです。

この体操もデイサービスだけでなく、ご自宅でもできる体操です。

5分もあれば出来るので一緒に付いて体操するようにしましょう。

いつまででも元気に食べられるようでありたいですからね。

まとめ

いかがでしたか?デイサービスでの体操の一番の目的は「寝たきりにならない」ということでした。

また体操をする事によって3つの効果がありました。

それは、「つまずき・転倒防止」・「脳の活性化」に繋がっていく・「嚥下(えんげ)障害」を防ぐという効果。

高齢者にはいつまでも元気でいてもらいたいもの!

今日ご紹介した体操はご自宅でも出来る簡単なものばかり。短い時間で出来ますよ。

ご自宅に高齢者がいる読者の方、一緒に付いて体操をするようにしましょう。ご家族みんなが笑って暮らせるようにね♪

以上、『デイサービスでの体操の目的とは?驚くべき3つの効果を発見!!』でした。

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